昨日2月11日、「第一回きしわだ杉江能[追加公演]〜安達原〜」が無事に終了いたしました。
コロナ禍にもかかわらず、たくさんのご来場を賜り、また感染対策にも皆さまにご協力を賜りましたこと心より感謝申し上げます。
さて、前半は金春流太鼓方中田弘美先生による囃子のレクチャーから始まり、「安達原」曲解説。
能の歴史や隠された鬼女の哀しい話などをわかりやすく解説いただきました。
今回も初めて能を見るお客様に大変多くご来場頂き、アンケートやお見送りの際「解説あって本当によくわかって楽しめた」とご意見拝聴し、能に親しんでいただくには、改めて事前のわかりやすい解説が大事と感じました。
後半の「安達原」、もちろん自然光での舞台。今回は小書無しで演じていただきましたが、前回にも増して林本先生が勤められる里女・鬼女、その迫力と勢いに圧倒されました。
また、14時から16時にかけての微妙に移ろう採光が舞台と装束を輝かせ、更に美しさを引き立たせ、舞台と客席が一体となる非現実的な瞬間と、「余韻」を残してくれた素晴らしい公演となりました。
解説の中田先生、シテの林本先生、ワキの江崎先生はじめ能楽師の先生方、ご参加くださったお客様、お手伝いくださった空晴の皆さま、心から御礼申し上げます。